クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
知華「時雨さんには色々と助けて貰ったんです。」
伊織「ってか、その時雨ってまさかハッカー時雨のことか?」
あぁ、そういやまだ言ってなかったか
空「あぁ。俺が時雨だ」
葉亮「時雨って確か世界№1のハッカーじゃなかったか?」
葉も知ってんのか。
空「ついでに言うなら、海は涙雨だけど」
伊織「涙雨って…!世界№2じゃねぇかよ!!」
…そんな驚くことかよ?
凪「…そんなのが2人もいたのか。」
京「ってことは、紫月の情報を渡して今日会いに来たのは空の差し金ってことか?」
…情報だけだし。
わざわざ面倒なことする訳ねぇだろ
知華「差し金って言うわけじゃないですけど、遊高にお兄ちゃんがいて、ブルースターって暴走族の幹部だってことを教えてくれたのは時雨さんです。
昔からの知り合いですし、時雨さんが嘘つく訳ないって思ったので行ってみたんです。」
飛鳥「昔からって?そんな前から知り合いなのか??」
知華「8年前からの知り合いです。
でも、まさか時雨さんがお兄ちゃんと同じ高校で、お兄ちゃんの知り合いとは思いませんでしたけど。」
そりゃあそうだろうな
神楽「…ねぇ、紫月の過去のこと教えてくれないかな。」
知華「…どこまで知っているんですか?」