クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
向日葵 side
紫月の過去話から丁度1週間たった土曜日。
虹羽組の会議室には9人のスーツ姿の人が集まっていた。
和航「俺も呼ばれたっつーことはなんかあったのか?」
親父からは何も聞いてねぇぞ。と心底不思議そうな顔をする
そりゃあ、そうだろうな。
向日葵「何もしてきてねーしな。
報告があるだけだ」
翠「報告?」
向日葵「遊高の体育祭、最後の喧嘩でドクロの奴が混ざってた。」
「「「「「「「「っ!!??」」」」」」」」
…反応から見るに、星藍も気づいてなかったのだろう。
まぁ、少しだけだったしな
気づかなかったのも無理はない。
飛鳥「…どの位いたんだ?」
向日葵「見たところによると5人だな。
しかも、かなり下の方の奴らだ
つーか、使い捨ての奴だろうな。」
雷「…使い捨てってことはもういないのか?」
向日葵「いないだろうな
調べて見たらほんとにそれだけしかやってなかったから。」
体育祭終わってからすぐにパソコンで調べたが、情報は守られてもいなかったし。
本当に道具としてしか使ってないんだろう
星藍「…向日葵のことだ。どうせ接触したんだろ?どうだったんだ??」
…流石星藍。
何年も一緒にやって来ただけあるな
向日葵「…ドクロにいるボスもそれを予想してたんだろうな。
俺が接触した次の日には既に消されていた」