クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
向日葵の言葉で状況を理解したのか気まずそうに目を逸らす
向日葵「…極は大丈夫だ。」
「「「「「「「え?」」」」」」」
極?
確か龍神組の…
哲也「!本当ですか!?」
俯いていた顔をガバッとあげ、驚いている
向日葵「あぁ。
…だからもう嘘はつくな
桜衣にちゃんと言ってやれ」
哲也「…はい。」
向日葵「悪いな。俺らは違う奴のとこに行かなきゃならねぇんだ
桜衣、哲也を病院に連れてってから話を聞いてやれ。」
桜衣「はい。
組長、ありがとうございました」
桜衣と哲也が頭を下げたのを見て、向日葵は俺らに「行くぞ。」と声をかけ、部屋を出ていった
俺らも2人をチラッと見てから向日葵についていった。
雷「…極が関係あるのか?」
少し歩いたところでやっと口を開いた
向日葵「…あとで話す。
今は天津千歳からだ」
向日葵のその言葉で俺らも気を引き締め、天津千歳のいる部屋へと歩いていった。