クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
千歳「桃井陽向という人物を知っているか」
「「「「「「「えっ?」」」」」」」
向日葵「…陽向がどうした」
きっと、このときから
千歳「ボスがお前を匿っている奴が桃井陽向だと言った。
だから、ボスが直々に桃井陽向を轢き殺せと俺の部下に命令した」
「「「「「「「!!!!????」」」」」」」
地獄のカウントダウンは始まってたんだ。
向日葵「…で?」
千歳「お前らが来る少し前だ。
知り合いなら助けたほうがいいんじゃないか」
向日葵「…ご忠告どうも。
和航、こいつ連れてけ」
和航「えっ…あ、あぁ。」
和航は言われるがまま、天津千歳を連れて出ていった。
それと同時に、星藍たちも動きだす
星藍「向日葵!あれがほんとなら…」
星藍が言い切る前に俺はプライベート用のスマホを取り出し、陽向へかける
pururururururu--
10コール以上やっても出ない、今度は琥珀へかけようと電話を切ろうとすると…
カチャ
向日葵「!陽向!」
無事か!?そういう前に電話の主の声が聴こえた
『あの…』
控えめな女の声だ。
……この時、俺は予想していた。
間に合わなかった。と
向日葵「…どちら様ですか?」
俺がそう口にしたことでここにいる星藍たちが驚く
『あぁ。すいません。この電話の持ち主の知り合いの方ですか?』
向日葵「…えぇ。そうですけど陽向は?」