クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
purururu--
3コールくらいすると繋がった
『…罪?どうした、来ないのか??』
向日葵「…すいません。
今日明日は休ませてください
明後日は倍やります」
『……わかった。
事情は明後日、話してくれればいい』
…今、俺が混乱していることがわかったのかな
龍海は昔からそうゆうことには敏感だから。
向日葵「…ありがとうございます。」
それからどちらともなく電話を切った
向日葵「あ。」
あった…
左手に持っていたスマホはバッグにそのまま突っ込んだ
右手で調べていた監視カメラの映像をやっとハッキングできた。
片手だからいつもより時間が掛かったが、まだやることがあるからまぁ仕方ない。
防犯カメラは事故があったであろう時刻へと早送りする
………こいつか。
犯人の顔はあまり映っていないが、助手席に乗っていた奴の腕にドクロのタトゥーが見えた。
俺はハッキングの痕跡を跡形もなく消してから電源を落とす
そして、もう一つ(赤)のPCと仕事用(白)のスマホをバッグから取り出す
PCは立ちあげ、スマホでは永遠へと電話をかける
『はい。もしもし?』
向日葵「あぁ。俺だ」
『社長?珍しいですね、騎士さんなら星藍さんが呼びに来られていませんよ??』
珍しく俺が永遠に電話してきたからか、騎士に用事があると思ったらしい