クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
…こんなに俺を思ってくれている向日葵から言われたことを守らず外に出たなら、何かあったと考えるのが普通だと思う。
陽向「…そんなことより、そっちの3人は?
俺の知り合い??」
自然と重くなった空気を変えようと、話題を替えてみた。
実際、男たちは気になってたし。
なんか見たところ俺のことも向日葵のことも知っているみたいだ
向日葵「…あぁ。
焦げ茶髪が京、黒髪が飛鳥、茶髪が雷だ」
陽向「…この人たちと俺の関係はなに?」
どう見ても普通なら関わりないよな
向日葵「詳しくは昼過ぎに話すけど、まぁ簡単に言えばお前の"仲間"だな。」
「「「「!!!!」」」」
後ろの4人は凄く驚いている
…じゃあ、
陽向「向日葵は?俺の何??」
俺は何を望んでいたのだろうか
向日葵「…俺は、お前の"絶対の味方"だ。」
……絶対の味方?
陽向「仲間じゃないのか??」
無意識に仲間かと思っていた
向日葵「…違う。味方だ」
………。
それからは返す言葉がなく、言葉を必死で探していると…
ガーッ
また、扉が開いた。
今度入って来たのは、5人だ
前列には綺麗な赤髪で珍しい琥珀色の瞳をした男の子と長い金髪でグレーの瞳をしている女の子。
その後ろには、金髪で赤い瞳の男の子と黒髪で薄い赤色の瞳の男の子。
そして、一番後ろには頭だけしか見えないけど金髪の男だ。