ねぇ、もう一度だけ。
「あのさ…俺と付き合ってください。」




それは高1の夏休み前。




みんなが夏休みだと浮かれている頃。




愛翔君に告白された。




「はい…こちらこそ、お願いします…。」




「よっしゃ!」




私の返事に彼は喜んでくれた。




私も嬉しかった。




愛翔君と同じ気持ちだったこと。




夏休み中、デートをいっぱいした。




周りが呆れるくらいずっと一緒にいた。




でも私たちは一緒にいても飽きなかった。




その時までは。













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