黒と白なんて断然黒に決まってるでしょ?
「どうか!どうかこの子だけは!お願いしますっ!」
「お願いします!お願いします!」
まだ二十代であろう、二人の女と男
彼女らが必死に守ろうとするのは、腕に抱えた小さな命
「ダメだ!この村の住人は皆殺しにしろとの命令だ!諦めろ!」
王勢の軍隊の中、一人の兵隊が5人程の仲間を連れて彼女らを取り囲む
兵隊たちが叫び、今にも襲おうとしている
しかし、女は腕の中にいる小さな命を大事に抱えて兵隊へ背を向ける
その女と赤子を守ろうと立つ男
それが癇に障ったのか、中心となっていた兵隊が剣を取り男を刺した
その瞬間、後ろにいた兵隊たちも動き出し、女の髪を引っ張り赤子と引き離す
「いやぁーーーー!止めて!離して!お願いです!その子だけは殺さないでっ!やっと!やっと授かった命なんです!私達の幸せなんですっ」
女は泣き叫び、兵隊にしがみついた
しかし、その願いを兵隊どもが聞き入れるわけもなく
「あ"、、ぅ」
女が気付けば、懐には剣が刺さっていた、後ろにいた兵隊が刺したのだろう。
小さな悲鳴は、誰の耳にも届くことはなかった
「お願いします!お願いします!」
まだ二十代であろう、二人の女と男
彼女らが必死に守ろうとするのは、腕に抱えた小さな命
「ダメだ!この村の住人は皆殺しにしろとの命令だ!諦めろ!」
王勢の軍隊の中、一人の兵隊が5人程の仲間を連れて彼女らを取り囲む
兵隊たちが叫び、今にも襲おうとしている
しかし、女は腕の中にいる小さな命を大事に抱えて兵隊へ背を向ける
その女と赤子を守ろうと立つ男
それが癇に障ったのか、中心となっていた兵隊が剣を取り男を刺した
その瞬間、後ろにいた兵隊たちも動き出し、女の髪を引っ張り赤子と引き離す
「いやぁーーーー!止めて!離して!お願いです!その子だけは殺さないでっ!やっと!やっと授かった命なんです!私達の幸せなんですっ」
女は泣き叫び、兵隊にしがみついた
しかし、その願いを兵隊どもが聞き入れるわけもなく
「あ"、、ぅ」
女が気付けば、懐には剣が刺さっていた、後ろにいた兵隊が刺したのだろう。
小さな悲鳴は、誰の耳にも届くことはなかった