アタシはイレモノ
☆☆☆
夜。
お風呂に入っていると、今日の楽しかった出来事を思い出して思わず1人で笑ってしまった。
あの後みんなでボウリングへ行ったけれど、1人の男の子があまりにも下手で、みんなでいじって遊んだんだ。
当人もいじられることがまんざらじゃなかったみたいで、順番が回って来るたびに「ここで背中を押したりするなよ!」なんて、芸人みたいなことを言ってみんなを沸かしていた。
こんな風に栞理たちの仲間と一緒に遊ぶ日が来るなんて、正直想像すらしていなかった。
栞理たちはいつもこんな楽しい事をしていたんだと思うと、少し羨ましくも感じる。
そして、もし亜耶と一緒にいなければあたしもずっと前からこんな風に楽しんでいたのかもしれない。
と、考えてしまった。
亜耶はイジメられていたから、友達がいなかった。
今でこそ増えて来たけれどこんな風に集まって遊ぶことはごく稀だ。
あたしは顔の半分まで湯船につかり、栞理の顔を思い出していた。
あたしも明日からはもっとちゃんと化粧をしよう。
そうすればきっともっと楽しくなるはずだ。
そう思い、ほほ笑んだのだった。
夜。
お風呂に入っていると、今日の楽しかった出来事を思い出して思わず1人で笑ってしまった。
あの後みんなでボウリングへ行ったけれど、1人の男の子があまりにも下手で、みんなでいじって遊んだんだ。
当人もいじられることがまんざらじゃなかったみたいで、順番が回って来るたびに「ここで背中を押したりするなよ!」なんて、芸人みたいなことを言ってみんなを沸かしていた。
こんな風に栞理たちの仲間と一緒に遊ぶ日が来るなんて、正直想像すらしていなかった。
栞理たちはいつもこんな楽しい事をしていたんだと思うと、少し羨ましくも感じる。
そして、もし亜耶と一緒にいなければあたしもずっと前からこんな風に楽しんでいたのかもしれない。
と、考えてしまった。
亜耶はイジメられていたから、友達がいなかった。
今でこそ増えて来たけれどこんな風に集まって遊ぶことはごく稀だ。
あたしは顔の半分まで湯船につかり、栞理の顔を思い出していた。
あたしも明日からはもっとちゃんと化粧をしよう。
そうすればきっともっと楽しくなるはずだ。
そう思い、ほほ笑んだのだった。