アタシはイレモノ
☆☆☆
最後の授業を終えたあたしは、今日は亜耶と2人で廊下掃除の当番になっていた。
教室の後ろに置かれているロッカーから2人分のそうじ道具を取り出して、亜耶にほうきを渡す。
しかし、それを受け取る時も亜耶はどこかボーっとしていて、力が入っていない様子だ。
あの小休憩の時からなんだかおかしい。
「亜耶、もしかして体調が悪いの? それなら先に帰ってもいいよ?」
廊下掃除は掃き掃除と拭き掃除、窓ふきもあるけれど他のクラスの子もいるからそんなに時間はかからない。
「ううん。少し疲れただけだから大丈夫だよ」
そう言い、亜耶はほほ笑んだ。
本当に大丈夫なんだろうか?
そう思いながら2人で廊下へ出る。
廊下ではすでに他のクラスの子たちが掃除を初めていて、あたしはすぐに窓ふきを始めた。
チラチラと亜耶を気にしていると、掃除をしている間に徐々にいつもの様子に戻ってきているのがわかった。
隣のクラスの子と談笑したり、鼻歌が聞こえてくる。
ホッとする反面、おかしいな? と、疑問が生まれる。
最後の授業を終えたあたしは、今日は亜耶と2人で廊下掃除の当番になっていた。
教室の後ろに置かれているロッカーから2人分のそうじ道具を取り出して、亜耶にほうきを渡す。
しかし、それを受け取る時も亜耶はどこかボーっとしていて、力が入っていない様子だ。
あの小休憩の時からなんだかおかしい。
「亜耶、もしかして体調が悪いの? それなら先に帰ってもいいよ?」
廊下掃除は掃き掃除と拭き掃除、窓ふきもあるけれど他のクラスの子もいるからそんなに時間はかからない。
「ううん。少し疲れただけだから大丈夫だよ」
そう言い、亜耶はほほ笑んだ。
本当に大丈夫なんだろうか?
そう思いながら2人で廊下へ出る。
廊下ではすでに他のクラスの子たちが掃除を初めていて、あたしはすぐに窓ふきを始めた。
チラチラと亜耶を気にしていると、掃除をしている間に徐々にいつもの様子に戻ってきているのがわかった。
隣のクラスの子と談笑したり、鼻歌が聞こえてくる。
ホッとする反面、おかしいな? と、疑問が生まれる。