アタシはイレモノ
☆☆☆
丸尾先輩がいなくなった事で、あたしは亜耶に告白をした男子生徒の事を考えていた。
亜耶は告白を受けてもそれを話したりはしない。
相手に失礼だからだと思うけれど、親友であるあたしは告白してきた男子生徒たちのことをほとんど知らなかった。
あたしは授業に耳を傾けながら、昔告白された時の事を思い出していた。
あれは中学1年生になったばかりの頃。
同じ小学校だった男の子から呼び出され、校舎裏で告白されたのだ。
その時男の子はすごく緊張していて、その緊張はあたしにもうつってしまって2人して真っ赤になって何十分も何も言えずにモジモジしていたっけ。
そして勇気を出して告白してくれた時、とっても嬉しかったのを覚えている。
結局振ってしまったけれど、あたしは友達に何度も自慢したのだ。
人に好かれるというのは嬉しい事。
思わず話してしまいたくなる事。
丸尾先輩がいなくなった事で、あたしは亜耶に告白をした男子生徒の事を考えていた。
亜耶は告白を受けてもそれを話したりはしない。
相手に失礼だからだと思うけれど、親友であるあたしは告白してきた男子生徒たちのことをほとんど知らなかった。
あたしは授業に耳を傾けながら、昔告白された時の事を思い出していた。
あれは中学1年生になったばかりの頃。
同じ小学校だった男の子から呼び出され、校舎裏で告白されたのだ。
その時男の子はすごく緊張していて、その緊張はあたしにもうつってしまって2人して真っ赤になって何十分も何も言えずにモジモジしていたっけ。
そして勇気を出して告白してくれた時、とっても嬉しかったのを覚えている。
結局振ってしまったけれど、あたしは友達に何度も自慢したのだ。
人に好かれるというのは嬉しい事。
思わず話してしまいたくなる事。