アタシはイレモノ
あたしはスマホを閉じて、自室で制服を脱いだ。
今日は帰りが遅くなってしまったから、早くリリの散歩に行かないと。
そう思って動きやすい格好に着替える。
一階では夕飯の香りがしてきていて、あたしは大急ぎで階段を下りた。
「お母さん、リリの散歩に行ってくる!」
「気を付けて行ってらっしゃいよ?」
「うん! 間に合わなかったら先に食べてていいから!」
それだけ言うと、玄関で靴を履き替えリードを持って庭に出た。
小さな庭には赤い屋根の犬小屋があり、リリが待ちきれない様子で吠えた。
「ごめんごめん。今日はちょっと遅れちゃったね」
そう言いながらリードに付け替えて歩き出す。
リリはあたしを引っ張るようにして歩きながら、いつもの公園へと向かう。
「リリは公園が好きだねぇ」
何度か違う散歩コースを歩いた事があるけれど、リリが率先して歩いて行くのは公園だけだった。
大きな公園には水飲み場もあるし、歩き疲れた時に座るベンチもあるからあたしにとっても丁度いい散歩コースだ。
今日は帰りが遅くなってしまったから、早くリリの散歩に行かないと。
そう思って動きやすい格好に着替える。
一階では夕飯の香りがしてきていて、あたしは大急ぎで階段を下りた。
「お母さん、リリの散歩に行ってくる!」
「気を付けて行ってらっしゃいよ?」
「うん! 間に合わなかったら先に食べてていいから!」
それだけ言うと、玄関で靴を履き替えリードを持って庭に出た。
小さな庭には赤い屋根の犬小屋があり、リリが待ちきれない様子で吠えた。
「ごめんごめん。今日はちょっと遅れちゃったね」
そう言いながらリードに付け替えて歩き出す。
リリはあたしを引っ張るようにして歩きながら、いつもの公園へと向かう。
「リリは公園が好きだねぇ」
何度か違う散歩コースを歩いた事があるけれど、リリが率先して歩いて行くのは公園だけだった。
大きな公園には水飲み場もあるし、歩き疲れた時に座るベンチもあるからあたしにとっても丁度いい散歩コースだ。