アタシはイレモノ
しかし、リードを引っ張るあたしに対しリリはイヤイヤと首をふってその場にお座りをしてしまったのだ。
まだ帰りたくない時にリリがよくやるポーズだ。
「だめだよリリ。晩ご飯だってできてるはずだから、今日はもう帰るよ?」
そう言い、リードを引くあたし。
やっぱりリリは動かない。
あたしは小さくため息をはいた。
仕方がない、もう少し歩いてから帰ろう。
そう思った時だった。
今まで大人しかったヘビがズルズルと動き出し、草むらの奥へと入って行った。
リリがそれに続くようにして歩き出す。
「ちょっと、リリ!?」
まさかヘビについて行くなんて思わなくて、あたしはサッと青ざめた。
ヘビの巣穴なんかに連れて行かれたらたまらない。
けれどリリは止まらなかった。
まるでヘビに誘われるようにして付いて行く。
まだ帰りたくない時にリリがよくやるポーズだ。
「だめだよリリ。晩ご飯だってできてるはずだから、今日はもう帰るよ?」
そう言い、リードを引くあたし。
やっぱりリリは動かない。
あたしは小さくため息をはいた。
仕方がない、もう少し歩いてから帰ろう。
そう思った時だった。
今まで大人しかったヘビがズルズルと動き出し、草むらの奥へと入って行った。
リリがそれに続くようにして歩き出す。
「ちょっと、リリ!?」
まさかヘビについて行くなんて思わなくて、あたしはサッと青ざめた。
ヘビの巣穴なんかに連れて行かれたらたまらない。
けれどリリは止まらなかった。
まるでヘビに誘われるようにして付いて行く。