アタシはイレモノ
ライバル
川上君が教室に入って真っ先にあたしに声をかけてくれた事に、まだ心臓はドキドキしている。
亜耶はまだ登校して来ないけれど、朝からとてもいい気分だ。
自然と頬を緩めていると、「ちょっといい?」と、後ろから声をかけられた。
振り向くとそこには腕組みをして仁王立ちをしている栞理の姿があった。
普段話しかけてくることのない栞理にあたしは目を丸くした。
「なに?」
「廊下に来てくれる?」
その言い方は訊ねているというよりも、半分は強制的な言い方だ。
どうせ断ったら怒り始めるんだろうと思い、あたしは大人しく席を立った。
亜耶はまだ来ないみたいだし、廊下にいれば登校してきたのがわかる。
栞理に付いて廊下へ出るとさっそく睨まれた。
「あのさぁ、川上君と仲良くするのやめてくれない?」
やっぱり、その事か。
川上君は女子生徒の大半から気に入られている。
そんな川上君は一番最初にあたしに話しかけたのが気に入らないのだろう。
亜耶はまだ登校して来ないけれど、朝からとてもいい気分だ。
自然と頬を緩めていると、「ちょっといい?」と、後ろから声をかけられた。
振り向くとそこには腕組みをして仁王立ちをしている栞理の姿があった。
普段話しかけてくることのない栞理にあたしは目を丸くした。
「なに?」
「廊下に来てくれる?」
その言い方は訊ねているというよりも、半分は強制的な言い方だ。
どうせ断ったら怒り始めるんだろうと思い、あたしは大人しく席を立った。
亜耶はまだ来ないみたいだし、廊下にいれば登校してきたのがわかる。
栞理に付いて廊下へ出るとさっそく睨まれた。
「あのさぁ、川上君と仲良くするのやめてくれない?」
やっぱり、その事か。
川上君は女子生徒の大半から気に入られている。
そんな川上君は一番最初にあたしに話しかけたのが気に入らないのだろう。