アタシはイレモノ
☆☆☆
更衣室は男女別々の場所にあり、男子更衣室は体育館の外のプレハブ小屋だった。
さすがにあたしと亜耶は中に入る事ができなくて、川上君だけが中を確認しに入った。
丁度部活を始める生徒たちが体操服に着替えているところだ。
それぞれの部室はあるものの、道具で溢れていて着替えるロッカーが空いてない時などに使っているようだった。
外でしばらく待っていると、川上君が戻ってきた。
「中、どうだった?」
そう聞くと「何人か生徒がいて、いろいろ聞かれちゃったよ」そう言い、はにかむように笑う川上君。
その言葉に首を傾げると「彼女がいるのかとか、好きな女の子のタイプとか」と、言った。
そうか。
川上君の人気っぷりで男子生徒たちも川上君の事を知っているんだ。
だからいろいろと聞かれたりしたのだろう。
「嫌な質問には答える必要ないよ?」
あたしはそう言いながら、川上君を見上げた。
でも、正直あたしも気になる質問だ。
特に彼女がいるかどうか。
川上君くらいカッコよければ、前の学校に彼女がいても不思議じゃない。
更衣室は男女別々の場所にあり、男子更衣室は体育館の外のプレハブ小屋だった。
さすがにあたしと亜耶は中に入る事ができなくて、川上君だけが中を確認しに入った。
丁度部活を始める生徒たちが体操服に着替えているところだ。
それぞれの部室はあるものの、道具で溢れていて着替えるロッカーが空いてない時などに使っているようだった。
外でしばらく待っていると、川上君が戻ってきた。
「中、どうだった?」
そう聞くと「何人か生徒がいて、いろいろ聞かれちゃったよ」そう言い、はにかむように笑う川上君。
その言葉に首を傾げると「彼女がいるのかとか、好きな女の子のタイプとか」と、言った。
そうか。
川上君の人気っぷりで男子生徒たちも川上君の事を知っているんだ。
だからいろいろと聞かれたりしたのだろう。
「嫌な質問には答える必要ないよ?」
あたしはそう言いながら、川上君を見上げた。
でも、正直あたしも気になる質問だ。
特に彼女がいるかどうか。
川上君くらいカッコよければ、前の学校に彼女がいても不思議じゃない。