アタシはイレモノ
☆☆☆
学校へ向かいながらあたしはスマホをチェックした。
ラインメッセージが3件あり、それはすべて亜耶があたしを心配する内容のものだった。
そのメッセージを読む度、あたしはイライラとした気分になっていた。
あたしの事を影で笑っているくせに、よくこんな嘘を書けたものだ。
そう思い、自然とスマホをいじる手が雑になる。
もちろん、亜耶に返事など返さない。
ブロックしてやろうかな。
そんな事を思った時、感情が高ぶってスマホが地面に落ちてしまった。
慌ててしゃがみ込んで取ろうとした所、女の子の手が伸びて来てあたしのスマホを取り上げた。
「はい」
「あ、ありがとう」
そう言ってから相手の顔を見ると、目の前に栞理がいた。
栞理はニコッと微笑み、あたしのスマホを差し出している。
あたしは一瞬戸惑いながらも、栞理からスマホを受け取った。
学校へ向かいながらあたしはスマホをチェックした。
ラインメッセージが3件あり、それはすべて亜耶があたしを心配する内容のものだった。
そのメッセージを読む度、あたしはイライラとした気分になっていた。
あたしの事を影で笑っているくせに、よくこんな嘘を書けたものだ。
そう思い、自然とスマホをいじる手が雑になる。
もちろん、亜耶に返事など返さない。
ブロックしてやろうかな。
そんな事を思った時、感情が高ぶってスマホが地面に落ちてしまった。
慌ててしゃがみ込んで取ろうとした所、女の子の手が伸びて来てあたしのスマホを取り上げた。
「はい」
「あ、ありがとう」
そう言ってから相手の顔を見ると、目の前に栞理がいた。
栞理はニコッと微笑み、あたしのスマホを差し出している。
あたしは一瞬戸惑いながらも、栞理からスマホを受け取った。