アタシはイレモノ
あたしが栞理と一緒に遊びに行く?


そんな事が起こるなんて思ってもいなかったし、休みの日は川上君に誘われている。


「でも……」


「カッコいい男の子を紹介してあげるよ!」


困っているあたしに栞理が更に言葉を続ける。


その言葉に栞理と仲のいいクラスメートたちがよってきた。


「それならあたしも一緒に行く!」


「あたしも行きたい!」


「もちろんいいよ。ね、絶対楽しいから菜月も一緒に行こうって!!」


栞理にそう言われ、あたしは断る事ができなくなってしまい、渋々頷いたのだった。
< 86 / 275 >

この作品をシェア

pagetop