青い蝶
「そういえば、美里さんは?」
回りを気にしたような、まだらの質問に陽介は───
「美里のことなら ほっといても平気ですよ。強いですから。」
”強い”って、関係あるのか?
これ以上いじられるのが嫌なので、あえて口には出さなかった。
「そういえば お前ら付き合い長そーだな」
そう聞くと、陽介は愛想笑いで返し、「はい。」と言い、説明しだした
「俺とあいつは昔からの幼馴染で、元々俺らの母親が仲良くて、なんか産まれる前から縁があったらしいです。
昔からモテモテだったし。」
「まじか!」
思わず声が上げる