青い蝶

「そういえば、美里さんは?」

回りを気にしたような、まだらの質問に陽介は───


「美里のことなら ほっといても平気ですよ。強いですから。」


”強い”って、関係あるのか?
これ以上いじられるのが嫌なので、あえて口には出さなかった。



「そういえば お前ら付き合い長そーだな」


そう聞くと、陽介は愛想笑いで返し、「はい。」と言い、説明しだした



「俺とあいつは昔からの幼馴染で、元々俺らの母親が仲良くて、なんか産まれる前から縁があったらしいです。
昔からモテモテだったし。」
「まじか!」


思わず声が上げる
< 128 / 300 >

この作品をシェア

pagetop