青い蝶

「わぁ! 喋った! よろしくね。」

少しだけ、目を見開いた美里は少しだけ屈み、クロを視線を合わして挨拶をした


「・・・。驚かないのか?」


香の隣に居る男の子が尋ねてくる。
彼は何だか寝むそようにしている


「私の場合は人間に近かったですけど。同じ体験しましたから・・ 」


※まだらである


香やその男の子から視線が集まって、何故か照れくさくて。ぽりぽりと頭を掻いた



「そうだったの! よかった。私だけではなくて」


一方、香は安心したように胸をなでおろした。

───美人だなぁ・・・


香のちょっとした仕草だけでも分かる。
彼女は美人だ。もっと言うと大和撫子風美人。笑うと更に可愛い
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