青い蝶


「っで。彼は 井上 洸君です」


香の横で眠たそうにしていた洸が
「どうも。」と軽く挨拶をする。彼はさっき話しかけてきた人・・・



―――ん? 真近で見ると 彼。どこかで・・・


美里は心の中で何かが引っかかった。
しかし、いくら頭をひねっても。答えは出なかった。


「そちらの殿方達は?」


美里の考える隙を与えずに、香が質問を投げた

陽介達の事かな?

殿方って……
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