青い蝶



誰かが危険な目にあってる…
そして私の手には〝弓矢〟―――



このとき、自分が何をすべきかすぐに分かった
自分の事は、自分がよく知っている。



「あっ。 お姉ちゃん!! どこ行くの!?」



私は立ち上がり、声のした森のほうへ走った。


自分は心より体が先の動くのを知っている。
だから、美里は体に身を任せて、ひたすら走った




私の手に持っていた弓も、この村に来たことも。
きっと、何か意味があるんだ。だから・・・!




私は必死に森のほうへ走った
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