青い蝶
「銀色・・・」
まだらが私に少し聞こえないくらいの大きさで呟やき、難しい顔をしている
「美里さん。口笛ふけますか?」
まだらの突然の質問に再び少し動揺。
何故この人は唐突の事しか浮かばなんだろう…
「えっ!? あっ、出来ますよ?」
「それじゃあ、口笛を三回、ゆっくり吹いてください」
「はっ、はぁ・・・」
美里は言うとおり、ゆっくり口笛を3回吹いた。
自分の口から、すがすがしい高い音が森中の反響した