〜はどちらを選ぶだろう・・・あなたはどちらを選ぶ!?
3人同時に魔法を使ってきた!

手から放たれた閃光は

私目掛けて飛んできた!

「!!」

しかしその閃光は

私の体に弾かれ、

放った3人へ向かって行った!

「うわぁーっ!」

自ら放った魔法が

3人に見事に命中!

その場にうずくまっていた。

「使いなれていない

魔法でよかったな、

レベル8程度で・・・

もっと上なら

死んでいたな!!」

3人は慌てて

家から出て行った。





そこには

キズついた少女だけが・・・



「さっきの魔法は

"エレキソ"と呼ばれるもの。

電気系の魔法で、体を焼く。

悪いが私には、魔法は使えない・・・

キズを治せない。だから、

今からいっしょに病院に行こう。」

少女を抱き抱え、家を出た。





幸運なことに

キズは浅く、翌日にはもう

歩けるほどだった。





「助けてくれて、ありがとう」

少女は微笑んだ。

私はその顔を見て思った。





この体、頑丈なこの体を

使おうと!

出来るかどうか分からないが、

大魔術師バイオレを

倒そうと!!





少女にこのことを

話した・・・きっと

喜んでくれるだろうと

思って・・・しかし少女は、

微笑んではくれなかった。




「いかないで・・・ここにいて、

わたしといっしょにいて!」





・・・私は少女が

喜んでくれると思っていた。

助けてくれたお礼も

出来ると・・・だが今は

少女はキズついている・・・

身も心も・・・いっしょに

いてやりたい気持ちもある。

しかしいっしょにいて、

何ができるというのだ・・・

私にはこの体しかない・・・

少女のためにできることは・・・





マユードは

どちらを選ぶのだろう・・・

あなたはどちらを選ぶ!?




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