記憶の片隅に―I don't forget you―
プロローグ
――――――――――
――――――――
――――――



『美波、今日は新しくオープンしたカフェにしよう!』


『オッケー!じゃあ、またあとでね!』



緑が生い茂る都心のキャンパス。


文学部や経済学部の他、薬学部や理工学部まである総合大学が、その場所にあった。


敷地内には、付属小学校から高校まであり、ひとつのブランド校として名を馳せていた。


土地柄、お洒落な店が軒を連ね、学生たちの憩いの場所になっていた。




< 1 / 30 >

この作品をシェア

pagetop