記憶の片隅に―I don't forget you―
文学部に籍を置く、青山美波(アオヤマミナミ)と金田美香(カネダミカ)は、ともに20歳の3年生。
二人とも地方出身だったため、大学が斡旋する女子限定アパートに住んでいた。
そう、一人暮らしをしていた。
美波は、洋菓子やパンが有名な神戸の出身。
海と山とに囲まれた、風光明媚な街に暮らしていた。
お陰で、上京してからも、雑誌を片手に、スイーツ巡りを楽しむなど、東京での生活を謳歌していた。
一方、美香は、北関東の温泉地として有名な街に生まれ育った。
東京まで2時間余りとはいえ、なかなか行くことのできない場所に、早くから憧れを抱いていた。
そんな二人が、進学を機に出会った――。
二人とも地方出身だったため、大学が斡旋する女子限定アパートに住んでいた。
そう、一人暮らしをしていた。
美波は、洋菓子やパンが有名な神戸の出身。
海と山とに囲まれた、風光明媚な街に暮らしていた。
お陰で、上京してからも、雑誌を片手に、スイーツ巡りを楽しむなど、東京での生活を謳歌していた。
一方、美香は、北関東の温泉地として有名な街に生まれ育った。
東京まで2時間余りとはいえ、なかなか行くことのできない場所に、早くから憧れを抱いていた。
そんな二人が、進学を機に出会った――。