正夢




何事もなく時間は過ぎていく。



そして今日も4時間目の授業を知らせるチャイムが鳴り響く。


チャイムが鳴り終わってもまだ先生の様子はない。
こんなことはしょっちゅうあるが、今日は学校にいる先生が少ない気がする。
朝から担任も副担もいない
特別朝会もあって、教頭によるとほとんどの先生が風邪らしいし、それにしてはおかしいし困ったものだ。

先生がなかなか来ないのでみんなのおしゃべりタイムは始まった。ちょっと鬱陶しいが私は大人しく読書をしてる人なので特に気にもしなかった。


やがて、先生らしき影が見え、ドアを開けた。




それを合図におしゃべりしてた人たちは黙って大人しく席に座った。








だけど、ここが








全ての始まりだった。


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