ずっと君を見ていた……
1
「うっ……うっ……。」
私は部屋で1人泣いていた。
右肘に違和感を感じたのは、最近だった。
病院に連れていってもらったら。
「このままピッチャーをしていたら、腕を動かせなくなります……。」
絶望的な言葉だった。
私は小学校で、ソフトボール部のピッチャーをしていた。
肘を痛めたイコール、もうソフトボールが出来ない……。
大好きなソフトボールを出来ないと言われた事は、私には死ねと言われているようなものだった……。
グルグルと包帯を巻かれて、見た目にも痛々しい……。
どれくらい泣いていたのか分からなくなっていると、突然バタバタと階段を駆け上がり、続いてバン!!とドアが開いた。
「澪!!」
真っ黒日焼けボウズの海人がハァハァ言いながら立っていた。
「か……海人ぉ……。わ……わた……し、もうソフトボールで……きなって……」
とまる術をなくしてしまった涙が、あとからあとから溢れてくる。
私は部屋で1人泣いていた。
右肘に違和感を感じたのは、最近だった。
病院に連れていってもらったら。
「このままピッチャーをしていたら、腕を動かせなくなります……。」
絶望的な言葉だった。
私は小学校で、ソフトボール部のピッチャーをしていた。
肘を痛めたイコール、もうソフトボールが出来ない……。
大好きなソフトボールを出来ないと言われた事は、私には死ねと言われているようなものだった……。
グルグルと包帯を巻かれて、見た目にも痛々しい……。
どれくらい泣いていたのか分からなくなっていると、突然バタバタと階段を駆け上がり、続いてバン!!とドアが開いた。
「澪!!」
真っ黒日焼けボウズの海人がハァハァ言いながら立っていた。
「か……海人ぉ……。わ……わた……し、もうソフトボールで……きなって……」
とまる術をなくしてしまった涙が、あとからあとから溢れてくる。