ずっと君を見ていた……
「海人~、目がデレすぎ~(笑)」


木本がからかってきやがったが、そんなんどうでもいい!!


「ウルセー!!お前は、愛しの由菜ちゃんと遊んでやがれ!!」


そうなんだ。


王子様なコイツ(笑)は、マネージャーの佐藤由菜がずっと好きらしい。


佐藤は澪とは違って、目鼻立ちバッチリの、いわゆる美人ってやつらしい。


俺は澪が可愛くてしょうがないから、興味はないけど。


てか、さっきから、みんな澪の事みすぎだろ!!


イライラした俺は、ガバッと澪を抱きしめた。


「か……海人?」


澪はパニックを起こしてるみたいだけど、かまうもんか!!


「澪は俺のなの!!見てるんじゃねぇ!!」


とたんに爆笑の嵐。


「お……おま……え、どんだけ澪ちゃん好きなんだよ~(笑)」



「意外だな~。日暮って独占欲つぇぇんだなぁ~(笑)」


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