幸せなハッピーエンド。
愛してるって囁いて
逃げないでって言い聞かせて
「誰か………んっ……ふ……たす……け……ひゃ……て………」
え?
「え?なに、なんで、助け、え?
助けてほしいの?
やだった?
縛られるの怖い?
首輪も嫌だった?
ごめん、お願い、外すから、
俺から離れないで…
俺を一人にしないで…
もうだめだよ、優愛がいないと何にもできないみたい。
ねえ、お願い、離れないで…」
そういって焦って枷も首輪も外す。
それから、ゆっくりと起き上がる優愛を見ていっそう、鼓動が速まる。
行かないで、
俺を捨てないで、
そんな思いが俺の脳内を占拠する。
いきなり優愛は立ち上がった。
それから、俺に抱きついてくる。
「え、え…?
俺のこと、怖くないの?」
戸惑いを隠せなくて変な声になった。
「……んで…
嫌いになんて、ならないよぉ…
ふ…ずっと、好きなんだよ…
海斗には負けちゃうかもだけど…
好きで好きで、たまんないの…
だけど、縛られて、海斗にギューってできなくて…
やだった…
寂しかったっ…
私ばっかりイッて、全然入れてくれなくて、寂しかった…
海斗はやっぱり私じゃ満足できないのかなって…思って…
でも、どこにもいかないでって言われて、私はどこにもいかないのに…
イケて満足する身体に相反して心はずっと海斗が欲しかった…
機械なんかやだよぉっ…
指じゃ足りないの…っ
でも、恥ずかしくて言えなかった…
ねえ、今からシよ?
浅ましいかもだけど、入れて…よ…」