私はアイツが大っ嫌い!
あれから爽は毎日私といるようになった。
私も次第に要のことを忘れられるようになったけど…
やっぱり家は寂しくて。
何も変わらない。
爽は知らないから。
「「「きゃー!!!!」」」
「「「そーう!!!」」」
そして、相変わらず止むことのない声たち。
爽はモテモテ。
学校中の女子を全部操ってることほど。
「おはよ…」
爽は嫌がっているのか?
嬉しがっているのか?
それすら疑問で。
「爽、最近その子ばっかり。私にも構ってよ」
「うーん、ごめんね。この子さみしがり屋なんだ」
はい?
って!
「誰がよ!」
意味がわからないし!
「私もさみしがり屋だもん」
と、女の子。
「梨加ちゃんとはちょっと違うなー」
ってか馴れ馴れしく梨加ちゃんなんか呼ばないでくれませんか?
私はあなたを決して許したわけでも、
大嫌い