異世界☆トリップ



その時、城の方から、

パカラッパカラッと馬のひづめの音が……

そこは、メルヘンな私のことだ。

こんな状況にも関わらず、心のどこかで白馬の王子が来ることを期待しながらも、

「すみませーん
誰かいませんか~?」

と、とりあえず声を上げてみる。

本当は白馬の王子が来てくれれば一番いいんだけど、この際、誰でもいいからこの状況を説明してほしい。

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