異世界☆トリップ
 
私の喜びをうち壊したのは、またもやあの失礼野郎だった。

これにはさすがに、我慢の限界がきて

「っな!

違うよ! 本当にそれ私のなんだってば!!

誕生日に友達からもらったやつなの!

なんでそんなに疑うのよ!!」

思わず、声を張り上げて叫んでしまった……

あ~、やっちまったー!

ここはなるべくおとなしく、素直な良いこを演じて、早く自分の家に返してもらう作戦だったのに……

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