異世界☆トリップ

ガックリとその場にしゃがみこむ。

「せっかくなんか手掛かり見つけられると思ったのに~。

これじゃなんにもできないじゃん!」

「なにができないんですか?」

いきなり後ろからかかってきた声に、

「ぎゃ!!」

なんとも品のない声で叫んで、飛び上がった。

「あはは!

リンさん驚き過ぎですよ。

私です、ライですよ。

もう忘れてしまいましたか?」
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