異世界☆トリップ
「そうですか……
でしたら私が教えますよ。
ちょうど今、時間も空いてますから。」
「そんな申し訳ないです!
ライさんの貴重な休憩をとるなんてできません!」
「あはは。大げさですよ。
それに、かわいいあなたのためならいくらでも時間を使いますよ。」
そんなこと言われなれていなかったから、恥ずかしくなり、
「お世辞なんて止めてくださいよ。
それにもう夜も遅いので帰ります。」
そう言って、逃げるように帰ろうとしたとき……