きえない雲
「ゆめ?」
急に美雪に呼ばれ我に帰った。
「なっなに?」
「聞いてなかったでしょ!!」
「ごめん…」
「明日バイト変わってってゆったの」
呆れたように言った。
「あ うん。分かった」
本当は嫌だった。
もしかしたら明日、
気になってる人が
来るかもしれない。
もう恋なんてしない。
そんな思いで次の日を迎えた私に待っているものなど
想像も出来なかった。
この日によって、
私は、
私の人生は、
大きく変わった。