brass band
二章 中学一年生
入部Ⅱ
◎*◎*◎*◎*◎*◎*…
今日から中学一年生。
長かった小学校生活は終わり、羽を伸ばして中学校に行ける。
『母さんまだぁー?』
『はいはい』
人生何回かの晴れ舞台!
親が来ないわけにはいかない。
とは言え、小学校の友達+他校からの人。
そんなクラスに私は馴染めるのだろうか。
私は、母を待っている間、予め準備していた黒バック(通学用バックのこと)の中身をもう一度確認した。
ちなみに、この行為は7回目だ。
心配とかそういうわけではない。
全然違う。心配なんかしてない。
『咲花ー行くわよー』
何でこう、母とかそういう存在って行くときだけ本当に早いんだろう。
『はーい、今行くー』
ガチャ
玄関の先で待っていた母は、当然バッチリメイクだった。
ケバすぎる。
誰だよ…と言いたくなる。
『それじゃあ、行きますか』
『うん』
短く返事をすると、それに反応して母が歩き出す。
今日から中学一年生。
長かった小学校生活は終わり、羽を伸ばして中学校に行ける。
『母さんまだぁー?』
『はいはい』
人生何回かの晴れ舞台!
親が来ないわけにはいかない。
とは言え、小学校の友達+他校からの人。
そんなクラスに私は馴染めるのだろうか。
私は、母を待っている間、予め準備していた黒バック(通学用バックのこと)の中身をもう一度確認した。
ちなみに、この行為は7回目だ。
心配とかそういうわけではない。
全然違う。心配なんかしてない。
『咲花ー行くわよー』
何でこう、母とかそういう存在って行くときだけ本当に早いんだろう。
『はーい、今行くー』
ガチャ
玄関の先で待っていた母は、当然バッチリメイクだった。
ケバすぎる。
誰だよ…と言いたくなる。
『それじゃあ、行きますか』
『うん』
短く返事をすると、それに反応して母が歩き出す。