brass band
四章 中学三年生
クラス替え
☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆…
『お、彩ちゃん、おはよう』
『おーおはよう』
私たち葵の仲間は、いつの間にか三年生になっていた。
あんなに奮闘していたフレッシュバンドコンテストが、遥か昔のように感じられるくらいだ。
そそそそして、今日は、クラス替えの発表。
私は、死ぬのか。
それとも生きるのか。
それが決まるのは、このクラス替えだ。
イケイケ系女子(バスケ部、女卓)と同じクラスならば、私の姿を見るものはいなくなるだろう。
ほのぼの系女子(美術部、バレー部)などと同じクラスなら、毎日がなんて素晴らしくなるのだろうか。
『おっ!来たぞ来たぞー!!』
誰の声か、男の子の声で周りはザワつき、私は現実世界に戻ってきた。
一斉に視線が集まる。
…見えない。
身長的なこともあるが、前に人が集まりすぎてまるで見えない。
『お、彩ちゃん、おはよう』
『おーおはよう』
私たち葵の仲間は、いつの間にか三年生になっていた。
あんなに奮闘していたフレッシュバンドコンテストが、遥か昔のように感じられるくらいだ。
そそそそして、今日は、クラス替えの発表。
私は、死ぬのか。
それとも生きるのか。
それが決まるのは、このクラス替えだ。
イケイケ系女子(バスケ部、女卓)と同じクラスならば、私の姿を見るものはいなくなるだろう。
ほのぼの系女子(美術部、バレー部)などと同じクラスなら、毎日がなんて素晴らしくなるのだろうか。
『おっ!来たぞ来たぞー!!』
誰の声か、男の子の声で周りはザワつき、私は現実世界に戻ってきた。
一斉に視線が集まる。
…見えない。
身長的なこともあるが、前に人が集まりすぎてまるで見えない。