天使が舞い降りたら…。
「その、ほんとに私の告白って成功させてくれるの??」
「ああ、もちろんや。」
「何か作戦でもあるの?」
「トラストミー!」
そう言って大島さんはふわふわと浮かんで窓に近づく。
小さな右手の人差し指を目の前から少し下に下ろす。
「今日もいい天気だな。」
「ブラインドを下げる真似したけど、ないから。」
「シャラプ!!」
「シャラプ??」
「朝日が綺麗だ。まさに一日を迎えったって感じだな。」
「はぁ…。」
「今日もこの町のどこかで犯罪が起こってる。」
「お、大島さん??」
「俺達は逃げ得を決して許してはいけない。」
「何の話を??」
「犯人を捕まえる為には決して妥協してはいけない。」
「犯人??」
「そう、決して妥協してはいけない。そう思うだろ?マドモワゼル。」
「誰がマドモワゼルよ!」