天使が舞い降りたら…。
「ワシはキューピッドやで。キューピッド!奥多摩キューピッド労働組合書記が誰にでも見られたら著作権の問題が発生するやろ。」
何の著作権だよ。
「おはよう。」
この声!?
背後から聞こえて来た声。
この声を聞いただけで…。胸がドキドキする。
「川上、おはよう。」
追い抜きざまにこちらに顔を向ける。
「し、俊君…。お、おはよう。」
「今日5時だったよな?」
「う、うん…。」
「また後でな。」
そのまま私を抜き去って前を歩く友達の所へ走って行く。
「そう…、今日…。」
今から数時間後。
「わ、私…、俊君の事が好きです!」
告白するんだ。