天使が舞い降りたら…。
身長155センチの私に186センチの俊君。
30センチ以上も身長が違うので、かなり見上げなければ顔が見えない。
スポーツマンらしく、ガッチリとした肩幅と逞しい腕や太もも。
それでも背が高い分、全体的にスマートに見える。
少し茶色い、爽やかな短髪がさらにギャップを生んでカッコよく見える。
やっぱり、カッコいい…。
やっぱり、大好き…。
「川上、どうした?」
再度尋ねられて、我に返る。
「あ、明日なんだけど、どこかで時間ある?」
「明日?」
俊君は軽く天井を見上げながら明日の予定を思い出しているようだ。