天使が舞い降りたら…。
青い羽根。
青い肌。
青い髪の毛。
全身青色のふわふわ浮いている物体…。
「青、色…?」
って、天使?悪魔??
「俺は天使でも悪魔でもないよ。」
その物体はゆっくりと私の目の前に降りてきた。
大島さんと同じくらいの小さな体。
よく見ると青いステッキまで持っている。
「あなたは…。」
「俺は。」
「俺は…?」
ゴクリ。
「俺は、伝道師だ。」
「伝道、師??」
「ああ。」
青い伝道師は持っているステッキを軽く振ると、私の目の前にスクリーンを映し出した。
「これを見てくれたら俺が何者かが分かる。」