天使が舞い降りたら…。
その後、公園で俊君と向かい合いながら、ひたすら腹話術の練習に励む事になった。
「うん、徐々に川上が話してないようになってきた。」
「ホントに!?」
「ああ。」
俊君と2人だけの時間。
とても幸せ…。
「ちょっと休もうよ。」
俊君は私にベンチに座るように促してくれた。
「川上、疲れただろ。ちょっとジュース買って来るわ。」
「そんなの良いって。」
「いいじゃん。」
あっという間に消えてしまった。
「あぁ~、幸せ~。」
ベンチにもたれながら自然とニヤける。
「痛て!」
頭をステッキで叩かれた。