天使が舞い降りたら…。


まさに俊君が次の言葉を言おうとした瞬間。


私の目に飛び込んで来た物。


それは、黒い物体。


悪魔のキャサリンちゃんだった。



「キャサリンちゃん!!」



キャサリンちゃんは大きく槍を振りかぶると、まさに俊君に突き刺そうとしていた。



「止めて!!」



「ぐっ!」






キャサリンちゃんは一瞬固まると、そのまま地面に倒れてしまった。



「何?何が起こったの?」



倒れたまま動かないキャサリンちゃん。


びくっ!


俊君に抱きしめられた。



「俺…、川上の事…。」



温かい…。


俊君の温もり…。


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