君を愛したように、彼女を愛す
 彼女はエレベーターのボタンを押す。5階からエレベーターが下がってくる。俺は彼女の後ろ姿をただ、見つめていた。






            5階






            4階






            3階
 




  ・・・・・このまま時が止まっちまえばいいのに


俺はエレベーターが1階に近づくたびに何故か俺はそう思った。






            2階



・・・・・なんか、心臓がバクバクする。何でかは・・・・わかんねぇ。






            1階






            チーン




 鳴った。ドアが開いた瞬間、彼女はエレベーターに中に入ってしまった。俺の視線には気づかれてないと思うと何故だか胸が痛んだ。

                
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