Knights of the Round
軍が通過するまでの間は。
「おっと、雑兵ども」
ベディヴェールが通路に近づく蛮族達の前に立ちふさがる。
「生憎と騎士王軍は、もう貴様らの相手は飽きた。貴様ら些かしつこすぎるんでな」
そう言って、己の頭上で槍を回転させる!
「さ…この旋風の中で切り刻まれるのが望みという物好きのみかかって来い。そうでない奴はとっととこの戦場から消え失せろ。立ち止まっている奴は自殺志願者と見做して容赦なく討つ!」
口上を述べるベディヴェールの薄笑みに、人外どもは死神を見た。
片腕のない、たった一人の騎士。
それが数万ものモルドレッド軍を一瞬にして畏怖させる。
そしてそれが。
(おさらばです、陛下)
隻腕の騎士の、最期の言葉だった。
「おっと、雑兵ども」
ベディヴェールが通路に近づく蛮族達の前に立ちふさがる。
「生憎と騎士王軍は、もう貴様らの相手は飽きた。貴様ら些かしつこすぎるんでな」
そう言って、己の頭上で槍を回転させる!
「さ…この旋風の中で切り刻まれるのが望みという物好きのみかかって来い。そうでない奴はとっととこの戦場から消え失せろ。立ち止まっている奴は自殺志願者と見做して容赦なく討つ!」
口上を述べるベディヴェールの薄笑みに、人外どもは死神を見た。
片腕のない、たった一人の騎士。
それが数万ものモルドレッド軍を一瞬にして畏怖させる。
そしてそれが。
(おさらばです、陛下)
隻腕の騎士の、最期の言葉だった。