Knights of the Round
亡国の騎士
「ほ、本当に…」
玉座から腰を浮かし、アーサーは驚愕する。
「本当にお前は、モルドレッドなのか?我が父、先代キャメロット国王ペンドラゴンの代、船に乗せて海に流された、あの…」
「その通りにございます、陛下」
アーサーの前に跪き、恭しく頭を下げたまま、モルドレッドは告げる。
「アーサー王の親族であるこのモルドレッド、陛下のお力添えになるべく、再びこのキャメロット王国に参陣致しました。どうか陛下の手として足として、存分にお使い下さい。ブリタニア平定の為、亜人種だろうと蛮族だろうと、蹴散らしてご覧に入れます」
「モルドレッド…」
そのモルドレッドの忠義の心に、アーサーは胸を熱くした。
アーサーの父ペンドラゴンの代、魔術師マーリンが『5月1日に生まれた子供が、王国を滅ぼすだろう』と予言する。
その結果、王国中の5月1日生まれの子供がモルドレッドを含めて集められ、船に乗せて海に流される。
しかしモルドレッドは奇跡的に助かり、こうして円卓の騎士としてアーサー王の前に現れた。
アーサーのブリタニア平定という理想の実現の為、剣を取り共に戦うと誓ってくれたのだ。
玉座から腰を浮かし、アーサーは驚愕する。
「本当にお前は、モルドレッドなのか?我が父、先代キャメロット国王ペンドラゴンの代、船に乗せて海に流された、あの…」
「その通りにございます、陛下」
アーサーの前に跪き、恭しく頭を下げたまま、モルドレッドは告げる。
「アーサー王の親族であるこのモルドレッド、陛下のお力添えになるべく、再びこのキャメロット王国に参陣致しました。どうか陛下の手として足として、存分にお使い下さい。ブリタニア平定の為、亜人種だろうと蛮族だろうと、蹴散らしてご覧に入れます」
「モルドレッド…」
そのモルドレッドの忠義の心に、アーサーは胸を熱くした。
アーサーの父ペンドラゴンの代、魔術師マーリンが『5月1日に生まれた子供が、王国を滅ぼすだろう』と予言する。
その結果、王国中の5月1日生まれの子供がモルドレッドを含めて集められ、船に乗せて海に流される。
しかしモルドレッドは奇跡的に助かり、こうして円卓の騎士としてアーサー王の前に現れた。
アーサーのブリタニア平定という理想の実現の為、剣を取り共に戦うと誓ってくれたのだ。