Knights of the Round

瞬く間に戦場と化すキャメロット王国周辺。

円卓の騎士達と蛮族、亜人種、巨人族の連合軍が入り乱れての混沌の戦が繰り広げられる。

そんな中。

「陛下！」

蛮族を斬り伏せたアーサーのもとに、一人の騎士が駆け寄ってくる。

「御報告致します！キャメロット城に残っておられた円卓の騎士モルドレッド卿が謀反を起こしました！」

「何っ？」

アーサー、そして傍らで聞いていた円卓の騎士達も愕然とする。

「モルドレッド卿は王妃グェネヴィア様を人質にとり、予てより内通していた亜人種、蛮族、巨人族を引き入れて挙兵、陛下の留守を狙って蜂起したものと思われます！」

「馬鹿な…一体何故…！」

驚きを隠せないパーシヴァル。

「……」

はじめからモルドレッドに疑念を抱いていたベディヴェールとケイは、予想していながら阻止できなかった事態に歯噛みする。