Knights of the Round
しばしの散策を終え、三人はキャメロット王国へと戻る。
アーサーはその足で軍議の為に会議室へと向かい、ランスロットはグェネヴィアを妃の部屋へと送り届けてから向かうと伝える。
その長い廊下。
「ランスロットッ」
グェネヴィアはランスロットの外套を引く。
「何のつもりっ?あれほどあんな真似は止してと…」
「ですが王妃」
壁際にグェネヴィアを追い詰め、ランスロットは潤んだ瞳で彼女を見つめる。
「貴女が悪いのです。貴女が俺を護衛の騎士に任命するから…いっそ遠ざけて傍らにいられない立場に置いて頂ければ、俺は貴女をこんなに愛する事はなかったでしょうに…」
「そ、そんな…」
目を逸らすグェネヴィア。
「わ、私はアーサーの妃なのよ?」
「存じております。ですから俺は貴女と陛下を命を賭して守る…そう、愛する貴女を守る円卓の騎士です…」
アーサーはその足で軍議の為に会議室へと向かい、ランスロットはグェネヴィアを妃の部屋へと送り届けてから向かうと伝える。
その長い廊下。
「ランスロットッ」
グェネヴィアはランスロットの外套を引く。
「何のつもりっ?あれほどあんな真似は止してと…」
「ですが王妃」
壁際にグェネヴィアを追い詰め、ランスロットは潤んだ瞳で彼女を見つめる。
「貴女が悪いのです。貴女が俺を護衛の騎士に任命するから…いっそ遠ざけて傍らにいられない立場に置いて頂ければ、俺は貴女をこんなに愛する事はなかったでしょうに…」
「そ、そんな…」
目を逸らすグェネヴィア。
「わ、私はアーサーの妃なのよ?」
「存じております。ですから俺は貴女と陛下を命を賭して守る…そう、愛する貴女を守る円卓の騎士です…」