Knights of the Round
エクスカリバーの威力ならば、胴を両断されて当然の斬撃。

それでもモルドレッドが無事でいられたのは、彼がダーインスレイヴの強い魔力に守られていたからか。

「くっ!」

その場から飛び退いて距離を置き、モルドレッドは傷を庇いつつ片膝をつく。

「聖剣の担い手…そう易々と首はとらせんという事か…まぁいい…円卓の騎士団の力は削いだ…それだけでも収穫だ」

彼はダーインスレイヴを鞘に納める。

同時にモルドレッドを守るように立つ巨人族や亜人種達。

「それに…貴様らは俺を退けたと思っているだろうが…忘れるな、俺の手中には王妃グェネヴィアがいるという事を」

「何っ?」

消耗した体力のまま、エクスカリバーを杖代わりに何とか立っていたアーサーは、モルドレッドを睨む。

「グェネヴィアをどうするつもりだっ?どこにやったっ?」

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