Knights of the Round
「ランスロットはランスロット、ガラハッドはガラハッド。その辺を混同するほど、私は浅はかではありません」
「では何だというのだ?」
問い掛けるガラハッドに対し。
「知れた事よ」
ケイはガラハッドを真っ直ぐに見た。
「混同していないからこそ。お前がランスロットとは違う実力の持ち主という事を証明してもらいたいの。信の置ける円卓の騎士の一人だという事をね」
ケイの言葉に、その場の誰もが口を閉ざす。
アーサーが認めるならば、という事で快く円卓の騎士に迎え入れたものの、この場にいる誰も、ガラハッドの実力を知らないのだ。
「成程。確かに一理ある」
ケイの言葉を受けて、ガラハッドはアーサーを見た。
「陛下、俺に任を与えて下さい。出来る事ならばケイと共に」
「ほぅ…」
ケイが笑う。
目の前で自身の腕前を存分に披露しようという事か。
ならば。
「それでは陛下」
今度はケイがアーサーに進言する。
「モルドレッド軍の本拠地を、私とガラハッドで探索して参ります。敵の本陣を見つけ出すのは急務。行くわよガラハッド」
「望む所だ」
「お、おい…」
騎士王たるアーサーの返事も聞かぬまま、血気盛んな二人の若き騎士はキャメロット城を出発した。
「では何だというのだ?」
問い掛けるガラハッドに対し。
「知れた事よ」
ケイはガラハッドを真っ直ぐに見た。
「混同していないからこそ。お前がランスロットとは違う実力の持ち主という事を証明してもらいたいの。信の置ける円卓の騎士の一人だという事をね」
ケイの言葉に、その場の誰もが口を閉ざす。
アーサーが認めるならば、という事で快く円卓の騎士に迎え入れたものの、この場にいる誰も、ガラハッドの実力を知らないのだ。
「成程。確かに一理ある」
ケイの言葉を受けて、ガラハッドはアーサーを見た。
「陛下、俺に任を与えて下さい。出来る事ならばケイと共に」
「ほぅ…」
ケイが笑う。
目の前で自身の腕前を存分に披露しようという事か。
ならば。
「それでは陛下」
今度はケイがアーサーに進言する。
「モルドレッド軍の本拠地を、私とガラハッドで探索して参ります。敵の本陣を見つけ出すのは急務。行くわよガラハッド」
「望む所だ」
「お、おい…」
騎士王たるアーサーの返事も聞かぬまま、血気盛んな二人の若き騎士はキャメロット城を出発した。